3月下旬、桜がほぼ満開の飯田市にお邪魔し、お話をお聞きしました。
(北信との季節の違いに驚いてしまいました。)
 大きな窓から暖かな日差しが差し込む伊賀良公民館には、中学生の合唱と詩吟グループの声が聞こえていました。自治振興センターが併設され、同じ敷地内に図書館、目の前には伊賀良小学校があります。

 さまざまな事業の中で、山下館長さんがご紹介してくれたのは、春休みと夏休みに開催される「こども寺子屋」です。それぞれ3日間の中で、自然科学、芸術、社会福祉など、テーマをきめて体験講座を開催しているそうです。これまでに、ヒップホップ、災害時のラップクッキング、自転車を回した動力で綿あめをつくる、など、1年生から6年生まで子ども達が楽しみながら学習できる内容で開催されてきています。猟師さんを招いて命の授業、手話講座も開催したそうです。また、地元の大人に加え、中高生がスタッフとして参加して、小学生の宿題をお手伝いしているそうです。参加した小学生が中学生になって教える側になることも多く、世代を超えたつながりが生まれています。

 多くの地域で悩みの公民館委員の選出ですが、毎年県公運協の表彰(専門委員10年以上)を飯田市では多数の方が受賞しています。理由をお聞きしたところ、「選出は毎年大変、でもやってみたら楽しくなって続けてくれている方がいる」とのことです。伝統行事が、新しい居住者の地域参加のきっかけになっている、というお話もお聞きしました。まずは、公民館に関わっていただくことから自然に地域のつながりが生まれていると感じました。