令和6年度第72回長野県公民館大会開催地となる駒ヶ根市の赤穂公民館でお話をお聞きしました。大会の全体会は隣接の駒ヶ根総合文化センターで行われます。
駒ヶ根市には、赤穂公民館、中沢公民館、東伊那公民館があり、それぞれ活動をしていますが、館報、平和学習、ふるさと講座については3館一緒に行っているそうです。
県大会の分科会会場となる赤穂公民館は、令和2年に新築移転されたばかりの新しい建物です。約300人収容できるホールやフローリングのプレイルームもあり、事務室はとても開放的です。また、玄関を入ると訪れた人を笑顔にする楽しい飾りつけがされていて、季節ごと変えているそうです。
昭和22年にスタートした公民館は、当初農業会業務部の2階に間借りしていたそうです。調理室等、施設への要望から、昭和48年公民館を新設することになり、その際には、住民から多くの寄付が集まったそうです。これは、「米一升運動」と呼ばれているのですが、令和2年に新築するにあたっても、当時のことを知る住民の方々から声があがり、「令和の米一升運動」として多くの寄付が集まり、公民館の机やイスを新しくすることが出来たそうです。
文化センターと隣接した場所に移転するにあたって、文化センターと公民館、それぞれにあった利用者の文化団体が合流し「駒ヶ根文化サークル協会」となりました。およそ100団体からなり、すずらん文化祭では、発表や展示での参加と共に、受付やステージ係などでの関わりを含めてサークル協会全員参加の文化祭となっています。
赤穂公民館の館目標は「まなびを通じた地域づくり」です。
「公民館はくせになる」その言葉が聞こえる、住民の中にある公民館だと感じました。