公民館のある日野地域は千曲川を挟んで長野市と隣接し、須坂市の人口が減少傾向の中、人口が増加ないしは横ばいとなっている地域です。公民館に伺った日も、関東甲信越で1番の構成員を誇るフォークダンスサークルの皆さん、児童くらぶの小学生、春休みに自由に来ている子ども達、会議準備をする地元役員の皆さん、とたくさんの人に利用されていました。
公民館は体育館、テニスコート、ゲートボール場も有しています。令和元年度の東日本台風の際は、全国から来てくれた2,084人の受付をした災害ボランティアセンターが設置され、テニスコートやゲートボール場は駐車場となり災害復興の活動拠点となったそうです。
隣接する小学校や保育園との連携も深く、中でも「日野いずみの会」という36名の会員ボランティアの皆さんと一緒に交流事業として、さつま芋やリンゴ、ワッサー等の栽培をしているそうです。残念ながら今年度は新型コロナウイルス感染症予防のため出来ませんでしたが、例年は子どもたちが収穫した野菜や果物を調理してボランティアの皆さんを招待してくれていたそうです。「日野いづみの会」の合言葉は「地域の子どもは地域で育てる」だそうです。
いずみの会の畑 子どもたちからのお礼 日野いずみの里
お話をお聞きした神田館長さんは、今年度で退任されるそうですが、館長になりあらためて地域の歴史を知ったり、地域の方との深い交流ができたとおっしゃっていました。在職された6年の間には高齢化等により解散してしまったサークルもあり、なかなか新しく出来ることがないのが寂しいそうです。長い間お疲れさまでした。