浅間山を一望できる御代田町公民館でお話をお聞きしました。図書館や博物館などのある複合文化施設エコールみよた内に公民館はあります。300人以上が入れるあつもりホールも備え10年前には長野県公民館大会も開催されています。


 コロナ禍2年目の今年度はたくさんの事業が実施されていました。特に子ども達を対象とする多くの事業があり、「なんでも体験隊」(8回)「こども自然探検隊」(5回)とネーミングからも興味を引く講座がありました。「なんでも体験隊」の集合場所は「畑」です。お米や野菜を作ったり、それを調理したり、親子で学びます。「子ども自然探検隊」は中高生のボランティアの協力も得ながら火の使い方等、危ないことも大事なことは教えるという取組みをしています。また、施設創設に伴い御代田町ゆかりの武満徹氏の音楽を伝えることで始まった少年少女合唱団「つばさ」や、親子ふれあい料理教室等もあり、土曜日が毎週のように子ども達の声で賑わっています。


 オンラインの講座もいち早く取り入れている御代田町公民館ですが、やはり一番は集まっての事業を大事に考えているそうで、コロナを学ぶ講座を開催した上で、様々な事業を開催しています。また、コロナ禍で制限ができたことで、逆に地元の講師、地元の名所に目を向けることができ、地域のつながりとなり、事業を継続することもできたということです。
 清水館長さんはじめ公民館の皆さんが、とにかく楽しんで事業を企画しており、時々は「やり過ぎているかな」と思ってしまう時もあるそうですが、令和4年度には、町長さんの協力も得て新しく大人向けの事業も企画されているそうです。ますます賑わう公民館になりそうですね。