麻績村公民館を紹介します。公民館主事の一之瀬さんにお話を伺いました。
 麻績村公民館は村役場の隣にあり、平成21年に建設された3階建ての立派な建物です。玄関では内山館長さん手作りの「あまびえ」のペーパクラフトが迎えてくれました。


 この1年、コロナ禍の中で公民館は閉鎖することなく利用者は減ったものの通年使っていただいたそうです。公民館事業も高齢者学級を6回、子育て世代コミュニケーション講座を5回開催、文化祭は展示のみだったが、2日間で400人が来館しました。来年度に向けては、コロナ関連でシトラスリボンの作成や人権講座などを計画したいとのことです。
 特徴は、お年寄りがとても元気なことで、協力者としても講座開設者としても大勢が関わっていて、麻績学級では地域の伝承や昔話の読み聞かせなど、お年寄りの知恵をコメンテーターとして活用し人気の高いコーナーとなっています。子どもたちとの関わりも「放課後こどもプラン」という新しい形での活動が始まったそうです。
 公民館報は、単独で毎月発行、A4サイズの8ページですが、公立図書館などとセットの内容です。今年度は事業が少なく記事集めに苦労したが、お年寄りの皆様が手記を投稿してくれて助かったとも。地域皆で作っているという感覚があるとのことです。村の記録として残していくことに意味があるので極力匿名は使わないそうです。
 元気なお年寄りにより公民館も元気になり、入りやすい公民館、とにかく来てくれる公民館、それが麻績村公民館の最大の特徴です。