令和6年9月20日、駒ヶ根市で開催しました。駒ヶ根総合文化センターを会場に、開会行事、講演会、実践発表があり、午後は文化センター及び隣接の赤穂公民館で9つの分科会を開催しました。
午前9時からの受付には、県内各地より朝早くからお集りいただきましたが、文化センター入口や大ホールホワイエでの、地元の公民館サークルの皆さん(伊那市伊那公民館伊那節振興協会の民謡、駒ヶ根市赤穂公民館こまがねオカリナクラブのオカリナ、伊那市西春近公民館ゆかいな仲間たちのユカイナ)の演奏によるおもてなしでほっとすることができました。
開会行事には、伊藤駒ヶ根市長をはじめ来賓の皆様、主催者として武田県教育長のご出席もいただきました。また、本年度の公民館活動推進功労者表彰受賞者66名のうち15名の皆様がご出席いただきました。続くフォトコンテスト表彰の後、県公運協主事会幹事長より「県下各地で展開される実践を持ち寄り、その成果と課題を共有することで、公民館のあるべき姿や今後の指針を見出すとともに、持続可能な地域の創造に向けて新たな道筋が拓かれることを期待する」と力強い大会への提言がありました。
講演会では、牧野篤東京大学教育学研究科教授より「ふるさとをつくる公民館 ~誰もが担い手の社会のために~」という演題でご講演をいただきました。牧野教授は、松本市等県内公民館に以前から関わっていただいており、長野県の公民館に寄り添ったお話をしていただきました。
事例発表では、駒ヶ根市東伊那公民館の竹村主事より、地域を盛り上げている様々な活動をご紹介いただき、参加者皆元気をもらいました。
午後の分科会は、「伝統技能をつなぐ」「モバイル公民館」「こどもたちとのつながり」など実践事例の発表と「公民館、これからどうする?」という分科会まで、様々なテーマで行われました。話題提供者からの発表のあとは、どの分科会でも質問や意見が活発に出され、情報交換等交流も盛り上がっていました。
南北に長い長野県、南信地区で開催された本年は、朝暗いうちに出発した、という声も聞かれました。同じ県内であっても、文化や、地域の様子も様々です。一同に会し情報を交換し、そして、悩みは共通しているということをあらためて確認することもできた有意義な一日ではなかったでしょうか。参加者の皆さん、ご尽力いただいた上伊那公民館連絡協議会の皆様ありがとうございました。
来年7年度は、中信、安曇野市で2日間の開催です。
安曇野市三郷公民館の藤松館長に大会旗が引き継がれました。